デビューに寄せて

こんにちは、SnowManデビューの世界。

よろしくね、SnowManデビューの世界。

 

 

デビューして早一ヶ月。発売3日でミリオン達成して、まだかまだかと焦がれていたアジアツアーも発表されて、阿鼻叫喚の当落結果にざわめいて、きっとこれからもっともっと広い大きなステージに立っていくんだろう。夢が、期待が、膨らんでいくね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど一年ほど前、それまで6人体制だったSnowManの9人組としての新体制が発表された。当時の私は同級生ばかり6人のSnowManの、チャライケ男子高校生の日常を切り取ったような懐かしい眩しさと阿吽の呼吸で成り立つ抜群のチームワークがすきだった。だから新体制にひどく否定的だった。

ささくれのようなじわりじわりと地味な痛みが続いて、しがないすの担の本音、なんていう愚痴っぽいブログを書いた。自分で自分を否定したくないから消していなかったけど、今読み返すとまあなんて愚痴っぽい。あとで消そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやだいやだと言いながらも、なんだかんだで2ヶ月後には9人体制初のコンサートに行っていた。コンサートの前日は初デートの前の晩くらいドキドキしてた。まあ眠れないくらいドキドキするデートなんてしたことないけど。

当日は私のすの担史上最高のグッズ列だった。ぞくぞくした。これが全部SnowManのファンかと思ったらぞくぞくしてたまらなかった。

コンサートが始まると、もう、夢中だった。やっぱり9人いやだなとか思ってしまったらどうしようなんて心配していたことさえあっという間に忘れていた。パフォーマンス、雰囲気、どれをとっても見劣りなんてしなかった。何よりも、センターに立つラウールくんの圧倒的な存在感にひれ伏した。9人体制が発表されたとき、センターにラウールくんが立つ写真を見て「中学生にとられるなんて」と憤ったけれど、ジュニア歴十数年の彼らを抑えてあっさりセンターに君臨する中学3年生は、そりゃあ只者じゃなかった。息をのむほどの華やかさと15歳らしい愛くるしさと思春期特有のギラッギラの全能感に、目も心も奪われた。人を惹きつけるってこういうことなんだとさえ思った。あとわたしはショタコンなので中学生という肩書きが単純に好きだった。

実はわたしはこのコンサート、申し込みすらしていなかった。唐突な変化に面食らい考えても仕方ないのに考えて考えて考え過ぎて、そんなふうにうじうじしてたら申し込む勇気が出なかった。素敵なふか担のフォロワーさんに連番しようと誘ってもらった。人との繋がりとか縁て大事だなと思った。きっとこの繋がりがなければこのコンサートに足を運ぶこともなくて、9人のSnowManを目の当たりにすることもなくて、変化に戸惑い憤りながらそのうち憤ることに疲れて、疲れちゃったしもういいやと手放していただろうと思う。それならそれでよかったのかもしれない。別にアイドルを応援するだけが人生のすべてじゃない。わたしの人生をほんの少し豊かにしてくれるだけだもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも。

 

 

それでも、ふっかさんが言った。

「人生を賭けることにしました。」と。その言葉が全てだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは誰も何も言わなかった。

9人になりましたとも、これから新しい体制ですとも、本当に何も言わなかった。ただ最後に、みんなで地声で「愛してる」と叫んでくれた。もはや定番になったアンコールでのAcrobatic、自担にイケメン!と思い切り叫べるこの最高のアンコール曲で、音楽が途切れたほんの一瞬、その一瞬で「愛してる」と叫んでくれた。泣けて泣けて仕方なかった。

 

 

謝罪も懇願もアイドルには似合わない。世界中のスポットライトをぜんぶ浴びているかのような輝きで笑っていてほしい。それがアイドルだと思う。

 

コンサートが終わって出てきた頃にはもうすっかり胸にできたささくれは治っていた。「今までもこれからもずっとSnowManがすきだ!」と大声で叫びたいくらい満ち足りていた。

 

 

 

それからあっという間に一年。デビューという大きな新しいスタートを切った。嬉しくて幸せでそして、誇らしかった。

 

 

SnowManを見ていると、背筋がしゃんとする。自分の人生もちゃんとしなきゃ、ちゃんと努力してちゃんと生きなきゃと思える。ドキドキしたりときめいたりしながら、同じくらいかっこいい人間になりたいと、自分を奮い立たせることができる。

 

たかがアイドル。

されど、アイドル。

 

ただのアイドルSnowManはわたしにとって人生をちゃんとするためのけっこう大きな原動力になっている。だから応援し続けたいし、その存在に鼓舞され続けたい。

 

 

 

 

 

デビュー、おめでとうございます。

SnowManに、幸多からんことを。

2020.02.22